睡眠の質が最も低い年代は!?性別による悩みの違い!【高めよう睡眠の質】
日本睡眠科学研究所(東京西川 睡眠白書2018~日本人の睡眠調査~)調査により。
日本人の睡眠の年代ごとの満足度、性別による原因の違いがわかった。
日本人の睡眠の満足度
全体の睡眠の満足度に関しては、「満足」と答えたのはなんと、わずか31.8%となった。
日本人のおよそ7割が睡眠に満足していないことになる。
日本人の睡眠時間
また、「総睡眠時間は足りているか」という調査では、十分であると答えたのはわずか34.9%
全体の約65%は睡眠時間をもう少し取りたいと感じているようだ。
日本人の不眠症
「アテネ不眠尺度」の基準に則り、約49.3%の人が「不眠症の疑いあり」という結果になった。
年代による満足度の違い
年代別に見ると、最も満足している割合が低かった年代は、男女ともに40代(男性23.1%・女性24%)だった。
逆に、最も満足している割合が高かった年代は男女ともに70代(男性47.3%・女性44.6%)だった。
仕事の重圧・重責、育児の負担等から解放され、生活スタイルが変化したこと
が原因として挙げられることが示唆される。
不眠の原因
悩み事が原因で眠りにつくことが辛かった時はあるか
その悩み事がどのような悩みだったのかを調査した結果
41%は「悩みはない」と回答し、59%の方が何らかの悩みによって眠りにつくことが辛かった時があることがわかった。
性別による悩みの違い
性年代別で比較すると、全体的に男性よりも女性の方が悩みの種類が多い傾向があった。
悩みはないと回答した方は男性に多く、特に60~70代が多い。
将来や金銭に関する悩みは20~50代の女性に多かった。
健康に関する悩みはどの年代も一定数回答しており
職場・学校での成績・評価、上司・先輩・先生関係の悩みでは20~40代の男性の方が多い傾向があった。
また、職場・学校での同僚・友人関係の悩みになると30~40代の女性が多い傾向があり
その他、友人・育児・恋愛・配偶者に関する悩みでは女性に多い傾向があった。
男性は仕事に関連した悩みが多く、定年退職後である60~70代になると悩みがなくなる方が多い。
対して女性は悩み第1位の「将来への不安」や、3位の「金銭面での悩み」、その他の悩みに関しても
生活・家族のことなど、男性に比べて悩みの種類が多い傾向があった。
政府は女性の社会進出を進めているが、「男は仕事・女は家庭」という固定観念がいまだに根強く残っており
女性の方が出産や育児、待機児童の問題、仕事との両立、人間関係など眠りを阻害するほどの悩みを抱えやすいと思われる。
まとめ
- 日本人のおよそ7割が睡眠に満足していない
- 日本人の約65%は睡眠時間をもう少し取りたい
- 日本人の約50%の人が「不眠症の疑いあり」という結果に
- 最も睡眠に満足している割合が低かった年代は、男女ともに40代
- 最も睡眠に満足している割合が高かった年代は男女ともに70代
- 59%の方が何らかの悩みによって眠りにつくことが辛かった時がある
- 男性の睡眠を妨げる悩みは主に仕事に関すること
- 女性の睡眠を妨げる悩みは、生活・家族のことなど、男性に比べて悩みの種類が多い傾向
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